動物画は全行程の8割が毛を描く作業です。エアブラシだけで毛を描きますので毛の細さ並みの細い線の描き方を伝授します。
エアブラシの機種
入門編でも紹介したのですが、私はエアテックスから頂いたXP-825プレミアムを使用しています。エアテックスの社長が私の為に作ってくれたとの事です。
ノズルキャップの内部には4つのエアーが出てくる穴が開いていて(通常は1つ)、中心に向かって空気が流れる為空気の流れが細くなり、線も細く描けるという構造です。
とても細い線が描けますが、少し癖があって初心者の方には難しい機種です。
2024/4更新
現在エアブラシワークスでは下記のエアブラシを推奨しております。
メインハンドピース:エアブラシワークスAW-303
ホワイト用ハンドピース:エアブラシワークスAW-305
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塗料
細い線を描くには塗料も非常に大事です。
以前からずっと油性のウレタン塗料を使用していましたが、現在は水性ウレタンを使用しています。
過去水性の塗料(特にホワイト)で細い線を描ける物を見た事がありませんでした。特にアクリル絵の具のホワイトはすぐに詰まって線を描く事自体難しいです。
ある時塗料販売店に配合してもらった水性ウレタン塗料がとても調子が良くて、油性ウレタンよりも更に細い線が描けるので、2016年頃から使用を始めました。
現在はBrusherアクアとしてエアブラシワークスで販売しています。水性なので油性の時の様な換気システムが無くても使用出来ます。私の教室でも東京から大阪まで全校で水性に切り替えました。
塗料はエアブラシ塗料Brusherアクアが良いでしょう。
ただし、Brusherアクアもアクリル絵の具の様にニードルに塗料が付いて詰まります。詰まった時は100円ショップで売っているメラミンスポンジが便利です。
メラミンスポンジを小さな容器に入れてペインティングメディウムを浸します。ニードルが汚れて来たらそこにプスプスと刺します。すると簡単に汚れが取れます。
以前はティッシュなどを使い爪で取っていたのですが、たまにニードルを曲げてしまう事がありました。この方法にしてからはニードルを曲げる事が無くなりました。
線を描いていて線が太くなったらニードルが汚れていますので、メラニンスポンジにプスプスと刺して下さい。
重要なのはニードル
ニードルの先端が少しでも曲がっていると、全く細い線が描けません。ニードルの先端はとても重要な所です。
エアブラシスクールの生徒さんのニードルを見ると8割の人が曲がっています。
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