エアブラシ塗料のおすすめ

このページではエアブラシで使用出来る塗料の説明と、当スクールでおすすめの塗料の紹介をします。

エアブラシアートで使用する塗料の中には大きく分けると水性と、シンナーと混ぜて使用する油性の2種類があります。

塗料の種類

先程水性と油性の2種類と書きましたが、その2種類の中でもアクリル系塗料ウレタン系塗料ラッカー塗料と更に3種類に分かれます。

  • 水性塗料➙水性アクリル塗料、水性ウレタン塗料
  • 油性塗料➙油性アクリル塗料、油性ウレタン塗料、油性ラッカー塗料

塗料は顔料という色を構成する物質と、顔料を定着させる接着剤の様な役目の樹脂で構成されています。その樹脂の種類によってアクリルやウレタンなどの塗料の種類が変わってきます。

それぞれの塗料の使用用途は下記です。

  • アクリル塗料➙画材屋さんで購入出来る絵の具です。
  • ウレタン、ラッカー塗料➙車や家具などに塗装する塗料です。

紙やイラストボードなどに絵を普通に描く方はアクリル絵の具、バイクやヘルメットなどあらゆる物に絵を描く方はウレタン又はラッカー塗料を使用すると良いでしょう。

ウレタン塗料の1液タイプと2液タイプの違い

車や家具などに塗装するウレタン塗料の中には1液タイプと2液タイプの2種類があります。

  • ウレタン1液➙そのまま使用する塗料です。
  • ウレタン2液➙塗料に硬化剤を混ぜて使用する塗料です。

1液タイプはそのまま希釈すれば使用出来ます。

2液タイプは硬化剤を添加して使用します。時間が経つと完全硬化します。塗膜は1液タイプよりも強く耐久性に優れています。

一見2液タイプの方が良さそうに見えますが、エアブラシで繊細な作業をする場合、2液タイプの塗料を使用するとエアブラシの調子を悪くしてしまいます。相当丹念にエアブラシの掃除をしないと、塗料が少しでも残っていたらエアブラシの中で塗料が硬化して、いくら洗浄しても取れない状態になってしまいます。

また、塗料を入れる度に硬化剤を入れなければなりませんので、作業効率も非常に悪くなります。

結果・・・、繊細な作業をして、頻繁に色変えするエアブラシアートでは1液ウレタン塗料が最適です。

1液ウレタン塗料でもコーティングするクリアーは2液タイプですので、クリアーの硬化剤成分が浸透して強靭な塗膜を形成出来ます。

エアブラシアートで使用する塗料は1液ウレタンがお勧めです。

水性と油性の違い

油性はシンナーで希釈をしますので、匂いが臭く、体にも良くありませんので、換気扇などの換気設備が必要です。通常車などにペイントする塗料なので、バイクや車にペイントするぺインターの殆どの方は油性塗料を使っています。

油性の中にはウレタンとラッカーがあって、日本のエアブラシアーチストはラッカー塗料を使う方が多いです。当教室では油性ウレタンを使っていましたが、現在は水性ウレタンに切り替えています。

水性はシンナーを使いませんので、匂いもさほど気になりません。換気も窓を開ける程度で大丈夫です。水性にはアクリル系とウレタン系がありまして、アクリル系は絵具メーカーからエアブラシ用に塗料がいくつも発売されています。ただしどの絵具もエアブラシのノズルが詰まってしまいますので、細かい作業は難しいです。

エアブラシワークスで使用しているのは水性ウレタン塗料です。詰まりも少なくとても細かい作業が可能です。油性に比べて乾きが遅いので若干作業スピードは落ちましたが、細い線は水性ウレタンの方が格段に上回っています。

エアブラシ塗料水性ウレタンBrusherアクアで描いた極小ポートレイト

こちらは水性ウレタン塗料Brusherアクアで描いたポートレイトです。すべてエアブラシだけで描いてあります。もちろん技術も必要ですが、面相筆で描く線並みにエアブラシだけでも描く事が出来ます。

現在教室でも自分自身が描く絵でも水性に切り替えましたので、換気設備の無い場所でも教室が開催出来る様になり、全国展開出来る様になりました(現在はコロナ禍により閉鎖)。

以前は生徒さんの環境によって水性か油性か選択出来る様になっていましたが、これからエアブラシを始める方の塗料はこの水性ウレタン一択で良いと思います。

水性ウレタン塗料は現在エアブラシワークスからBrusherアクアとして発売しております。

エアブラシ専用水性ウレタン塗料Brusherアクア

水性ウレタン塗料Brusherアクアおすすめ塗料セット

エアブラシアートを当エアブラシスクールで習う場合、下記の塗料セットがお勧めです。Brusherアクアのカラーは30色あります。

無料カリキュラムセット

無料カリキュラムを受講される方で、とりあえず導入コストを抑えたい方向けの塗料セットです。マルスブラックと希釈剤であるペインティングメディウムがセットとなっております。

 

 

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エアブラシオンラインスクールの無料カリキュラムは会員登録をしますと30日間限定で無料カリキュラムを受講できて、エアブラシフォーラムで質問も出来る様になります。無料カリキュラムはリアルエアブラシスクールの4時間分相当の内容となっております。


エアブラシスクールスターターセット

入門編から習う方はこちらのセットがお勧めです。

 


ベーシックカラー21色セット

カラーバリエーションを揃えたいならこちらのセットがお勧めです。これ以上色数の多いセットもありますが、エアブラシオンラインスクールのカリキュラムではこれで十分です。

 

水性ウレタン塗料Brusherアクア使用方法

2020/12/01追記

Brusherアクアは水性ウレタン塗料です。油性のウレタンクリアーでコーティングする事が出来ますので、車やバイク、ヘルメットなどあらゆる物にペイント可能となっています。また、従来の油性ウレタンの塗膜の上にもペイント出来ます。油性ウレタンの上にペイントする場合は、しっかりシンナー分が乾いてからペイントして下さい。

メモ

Brusherアクアはウォータークリヤーが追加となりまして、ベースからトップコートまで全てが水性塗料システムとなりました。これでリアルスクールでも完成作品にクリヤーを吹く事が出来ます!コロナが終息するまでお待ち下さい!

 

油性ウレタンと水性Brusherアクアは混ぜる事は出来ませんのでご注意下さい。

油性で使ったエアブラシを水性に切り替える場合ペインティングメディウムを空吹きするとスムーズに塗料を通す事が出来ます。

Brusherアクアはエアブラシのニードルキャップを外して使用すると本来の性能を発揮出来ます。

Brusherアクアの希釈

Brusherアクアはそのままエアブラシの容器に入れても使用出来ますが、通常ペインティングメディウムと混ぜて使用します。より細かい作業をする場合は希釈を多めにします。

Brusherアクアとペインティングメディウムを下記の範囲で使用して下さい。

通常カラーの希釈

塗料:ペインティングメディウム=1:0~1:10

ホワイトの希釈

ホワイト:ペインティングメディウム=1:0~1:5

混ぜ方

Brusherアクアとペインティングメディウムを入れたらエアブラシの先を抑えてエアーを逆流させて混ぜて下さい。5秒~10秒程で混ざります。

次のページはBrusherアクアを使用する時の下地処理を説明します。

下地処理

 

メモ

エアブラシアートイチゴの絵当サイトでは会員制のエアブラシオンラインスクールを行っております。

お持ちのエアブラシでこの様な絵が描ける様になります。

無料カリキュラムもご用意しておりますので気になる方は見て下さい。

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