最近売られているコンプレッサーは、フィルターレギュレターが内臓されていますので、セットアップと言えばホースとコンセントを繋ぐだけとなりました。
とても簡単な事なのですが、私のサイトで販売しているセットを例に説明します。
エアブラシビギナーセットの場合
当サイトで販売しているエアブラシセットのコンプレッサーはすべてエアテックスAPC-001R2です。
まずは箱を開けてすべての物を取り出します。
ビギナーセットの場合は同封されているホースを繋ぐだけです。もう片方にエアブラシを繋いでセットは完了です。
コンプレッサーは振動しますので、机よりも床に置いた方が良いでしょう。
エアブラシハンガーは机などに取り付けます。
コンセントを差し電源を入れます。
画像の矢印部分のレギュレターの黒いネジを回して圧力調整をします。上に引っ張るとロックが解除されて回る様になります。
セットしたら下に押してロックします。
右に回すと圧が上がり、下に回すと圧が下がります。新品の状態では一番高く設定されていますので、左に回して圧を下げます。
圧力メーターを見ながら0.2Mpa前後に調整して下さい。詳しく書くとエアブラシによって圧力が微妙に変わります。
XP-725→0.18~0.2Mpa
エアーが設定圧力になるとコンプレッサーが自動で停止します。またエアーが減ると自動でオンになります。
画像のフィルター下部にある矢印部分のネジは縦にするとエアーが抜けて、横にするとエアーが溜まります。
梅雨時など湿気のある時はフィルターに水が溜まって来ます。たまに画像の矢印の黒いネジを縦に回して水を抜いて下さい。
また使い終わったらこのネジを回してエアーを抜いて下さい。
それでもエアブラシから水が出る時は水取りセットを増設して下さい。水取りセットはベーシックセットの説明を参照して下さい。
エアブラシハンガーは画像の様にセットして下さい。
エアブラシベーシックセットかフルセットの場合
こちらのセットは水取りセットが付属しています。コンプレッサーから水取りのINへホースを繋ぎ、OUTからエアブラシへのホースを繋ぎます。
エアブラシとホースにはクイックジョイントを取り付けて下さい。
コンプレサー側の空気圧を0.4Mpaと高めにして、水取りに付いているトランスフォーマーでエアブラシにあった空気圧にして下さい。
水取りセットは名前のごとく水を取ってくれます。コンプレッサーの中には圧縮された空気が溜まるので、空気中の水蒸気が水に変わって溜まってしまい、ずっと使用しているとエアブラシから水が出て来ます。これを解消してくれるのが水取りセットです。
特に梅雨時など湿度の高い時は、フィルターレギュレターに水が満杯になる程水が溜まってしまいます。こちらのセットはコンプレッサー側と水取りセットと2つのフィルターレギュレターが付いていますので、フィルターレギュレターに水が溜まって来たら水抜きをして下さい。水抜きをしないとコンプレッサー内部に水が浸入して、コンプレッサーが壊れてしまいます。こまめに水抜きをする事、電源を切るたびにエアーをすべて抜く事を癖にして下さい。
コンプレッサーの取り扱い説明書もお読みになって下さい。
コンプレッサーを置く場所
直射日光を避ける
コンプレッサーを設置する場所で絶対条件なのが、直射日光の当たる所など、高温になる場所は避ける事です。高温になると、コンプレッサーに付いているサーモスタット(温度を感知する部品)が電源を自動で落としてくれます。冷めないと再起動しませんのでご注意下さい。
道具が増えて来たら作業台を作る
アトリエのページでも出てきましたが、道具が増えて来たら、色を作ったり、道具を収納する作業台があると便利です。
その作業台にコンプレッサーとかピーススタンドなどの道具を一緒の台に載せて使うと作業効率も上がりますよ。
下にキャスターを取り付けて、色々な場所に動かせる様にすると、エアーホースも短くて済みます。(長いホースは意外と邪魔です。)
置く場所で音が変わる
コンプレッサーの音は、置く場所でかなり変わります。床やテーブルの上に直に置くと、振動している物ですので共振してしまい、音が大きくなってしまいます。
画像の様に防音マットなどを敷いてやると、音の大きさが全然違いますよ。
ホームセンターなどでもゴムのマットなどが売っていますので、探してみて下さい。