エクリプスシリーズは、ノズル部分は簡単に分解出来ます。
まずテールキャップを取り、ニードルを抜きます。
先端部分がまとめて取れますので、ミニモンキーやレンチなどでネジを緩めて外します。
するとノズル部分がポロッと取れます。
レンチを使ってノズルだけ分解しないで下さい。ネジ周りに塗ってあるレッドパテが取れてしまいます。
ハンドピースのテール部分はネジを緩めれば取れます。
テール周りのパーツは毎回分解の必要はありません。定期的に汚れたら分解して掃除をして下さい。
エアーバルブ部分は尖ったピンセットを使いネジを回し外します。
通常取り外す必要は有りませんが、ハンドピース本体をシンナーなどで洗浄する場合、バルブ部分のゴムパッキンがシンナーに弱いので、洗浄時のシンナーがバルブ内に入って来てしまう場合のみ分解します。
もう1本のハンドピースを持っている方は、外したパーツを画像の様に洗浄します。取れない汚れは綿棒などを使い綺麗にします。
エアーバルブを分解した場合、ハンドピース本体も同じ方法で洗浄出来ます。特にノズルとノズルキャップは綺麗に掃除をします。
組み付け方
まず、なくしてしまいそうな細かいパーツから組みます。エアーバルブは画像の様な順番で組み入れます。
ノズルは差し込むだけです。
組み付けの時、ノズルとハンドピース本体の合わさり部分に塗料やゴミが付いていると、その隙間からエアーが逆流して来る時がありますので、矢印の部分は綺麗にしておいて下さい。
先端のネジはレンチを使ってしっかりと締めて下さい。締めが甘いとエアーが逆流してくる場合が有ります。
イワタHP-CSやBCS以外のハンドピースをお持ちの方は、ノズル部分を付属の工具を使って組み付けます。
ネジは軽く締まっていれば十分ですので締めすぎに注意して下さい。締め過ぎで折ってしまう方が沢山居ますので・・・
ノズルのネジの部分にはレットパテというものが塗ってあります。このパテはエアーがノズルの中に逆流しないように塗られているものです。
分解組み付けを繰り返しているといつかパテが剥ぎ落ちてしまいます。そうなるとエアーが逆流して塗料が途切れてしまうので、ネジの部分にレットパテを塗って下さい。
ただし、レッドパテは廃業してしまったオリンポスでしか販売していません。代わりにホームセンターなどで「シール剤」を購入して来て下さい。シール剤の中でも「シリコン」が含まれている物は絶対に避けて下さい。
レッドパテの塗り方は「エアブラシのトラブル」の「塗料が途切れる」を参照して下さい。
ノズルを締めたらノズルキャップを付けます。
ノズルを固定します。
ノズルキャップ、ニードルキャップを組み付けます。
押しボタンは画像の赤丸部分に切れ込みが有りますので、切れ込み部分が後ろに来る様に差し込みます。
テール部分はこの様な順番です。
ネジは奥まで締める必要は有りません。ネジを締め具合で押ボタンの硬さの調整が出来ますので、適度な硬さになるまでネジを締めこみます。
ニードルの調整をしたらテールキャップ組み付けます。ニードルの調整については下の「ニードルの調整」を参照して下さい。