その他あると便利な道具です。必ず必要という訳ではありませんが、必要になった時購入して下さい。
窓用換気扇
水性塗料を使う様になってから換気扇の無い場所でも授業が出来る様になりましたが、広い面を吹く時は換気扇があった方が便利です。 アトリエの作り方のページでも詳しく説明しますが、窓用換気扇を取り付ければ工事も要らず簡単に設置出来ます。 東芝の窓用換気扇VFW-25X2が一番換気が良いと思います。 通常上側に付けるところを画像の様に逆さに付けると換気能力が格段にアップします。また、窓の隙間から空気が入って来る場合、隙間テープなどで入って来る空気を抑えると更に換気が良くなります。可能ならば右利きの人はイーゼルよりも左側に、左利きの人はイーゼルよりも右側に取り付けると更に換気が良くなります。 空気の流れでも換気もかなり変わります。詳しくはアトリエの準備で説明があります。
防毒マスク
こちらはクリアーを吹く時に使用する高機能な塗装専用の防毒マスクです。クリアーは油性なのでマスクをします。 吹き返しのミストはもちろん、揮発してしまったシンナーも遮断してくれる優れ物です。 フィルターが一つのタイプもあるのですが苦しくて使えません。購入するなら二つのタイプがお勧めです。 右側にある小さいマスクは防塵マスクです。ある程度のミストは遮断出来ますが揮発した溶剤まではカット出来ません。でも、何もしないよりは全然ましです。ホームセンターで購入出来ます。
塗料カップ
塗料専用の容器です。溶剤で溶けない仕様になっています。 色を混色して作り、ある程度の量が必要な場合この容器に中で色を作ります。 太めのマスキングテープを上面に貼っておけば、1週間程は塗料が固まらずに保存出来ます。 目盛りが付いていますので、クリアーを作る時にも重宝します。 色々なサイズが有りますが、エアブラシで使うなら一番小さい100ccで十分です。 ホームセンターで購入出来ます。 以前紙コップで対応していましたが、飲料用の紙コップは染み込み防止の為底面にロウが塗って有りますので、塗料のハジキの原因になります。塗料専用の紙コップならOKです。
吉野紙
吉野紙です。塗料をこの紙で濾すと塗料の中のゴミを取ってくれます。 1枚が大きいので1/4に切って使います。 ホームセンターで購入出来ます。
スプレーガン用オイル
スプレーガン専用オイルです。グリスと同じ効果があるけど塗料を弾かない成分となっています。 デビルビススプレーガンオイルと検索すると出て来ます。
ポリエチレン容器
シンナーを入れておく容器です。 シンナーは洗浄力が抜群ですので、水性塗料を使っていても、たまにシンナーで洗浄する時があります。 容器の材質によってはシンナーで解けてしまうのでポリエチレンの容器を選びましょう! あとシンナーの缶から容器に移す時、下の画像の様なポリ蛇口があると便利です。 ホームセンターで購入出来ます。
マスキングフィルムなど
左から順番にいきます。 マスキングペーパーです。専用のマスキングペーパーは塗料が染み込まない事と、毛羽が無くホコリが出ない様になっています。いろいろなサイズが有り、主に広い面をマスキングする時に使います。 マスキングフィルムです。カッターで切ってマスキングを作り使用します。色々な粘着の強さの物がありますが低粘着の物を使います。また色々な幅の種類があります。 右上はラインテープです。カスタムペイントで使います。直線用と曲線用がありますので用途に応じて使い分けます。このテープも色々な幅があります。
カッティングマシンと専用フィルム
こちらはカッティングマシンです。機種は「ローランド STIKA SV-8」です。パソコンとUSBで繋ぎマスキングを自動でカットしてくれます。 バイクのタンクやヘルメット、ウエディングボードの文字のマスキングのカットに使います。 カッティングマシンは様々なタイプが有りますが、エアブラシで使う場合一番小さいタイプで十分です。小さいタイプなら価格も安く3~4万円程で購入出来ます。 パソコンでは「Adobe Illustrator」というソフトを使いアウトラインデーターを作り、カッティングマシンに出力します。Illustratorは高価なソフトなので、カッティングマシンに付属するソフトでも対応出来ます。 下の画像は「塗装用マスキングシート」です。こちらのシートを使いマスクを作ります。 カッティングマシンとマスキングシートは、インターネットで購入出来ます。
テーンプレートなど
左から、金属製の定規です。プラスチック製の定規ではカッターで切る時に定規を切ってしまいますので金属製の物が良いです。アルミ複合板をカットする場合は1Mの長い定規が必要です。 雲形定規とテーンプレートです。私はあまり使う機会が無いのですが、これもカスタムペイントで模様を付けたりのアイデア次第で色々な使い用途が有ります。絵の中で使う場合は円形のテーンプレートをマスキングとして使う場合があります。 下の画像はイワタ製のテーンプレートです。こちらにアイデア次第で色々な使い用途が有ります。
万年皿
プラモデル用の万年皿です。最近私は使いませんが、小物などに少量色を作る時に使うと良いですよ。もう少し大きなタイプもあるのでそちらでも良いかもしれません。 地元の模型店で購入出来ると思います。
筆など
左から、エナメル塗料用(ピンストで使う塗料です。)の文字筆とピンストブラシです。 ぼかし版毛(2本)です。水性の時にドライブラシの様に水分を切ってポンポンと叩くように使います。 毛足の長い面相筆です。水性の場合長いラインを入れる時に使います。その隣は面相筆です。携帯電話などに描く時に必要になって来ます。色々な種類がありますが「白樺」と言う筆が一番良いです! 歯ブラシです。たまに使うのですが、毛の部分に塗料を付けてプチプチとキャンバスに飛ばします。波のしぶきや宇宙の星などに使えます。 下の画像はエアブラシを洗う時に使う筆です(小汚いですが・・・)。エアブラシの説明書には「柔らかい筆で洗って下さい」とありますが、硬い筆の方が使い易いです。 こちらは大型の画材屋さんで購入して下さい。
極細シャープペン
極細シャープペンです。0.2mmの太さです。携帯電話や小さい物に描く時に下書きとして利用します。 大型の画材屋で購入出来ます。
円切りカッター
円切りカッターです。 星などを描く時に使用したりします。 ホームセンターなどで購入出来ます。
その他
左から、キャンバスのホコリを払うブラシです。 ペンシル消しゴムです。カッターで先端をカットすると更に細かい部分の修正が出来ます。 ピンセット、細かいマスキングを貼ったり剥したりするのに使います。先が尖っている物が良いです。価格の高いピンセットは塗膜に付いたホコリまで掴めるので価格の高い物程良いでしょう。 通常のカッターです。 デザインカッターです。刃の角度が2種類ありますが30度の物が使い易いです。 本当の名前は分かりませんがクルクルカッターです。本来ネイル用なのですがこれは使えます。先端がクルクル回るので細かいアールの部分でも難なくカット出来ます。 通常のはさみです。 壊れたニードルです。曲げてしまった物は捨てずにとっておきましょう!いろいろと使えます。 左の画像は名前は分かりませんが先端に針が付いています。スクラッチングと言って絵を描く時塗料を削る時に使います。 壊れたニードルなどでも対応出来ます。
ここまで道具を説明して来ましたが、すべて必要という訳では有りません。その都度必要な物をホームセンターや画材屋さんなどで購入しましょう。